TANNERAUM

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日本橋にあるドイツパン屋の倉庫にギャラリーとコワーキングスペースの機能を加える改修プロジェクト。施主は、パン屋のオーナーとキュレーターとして活動する息子の二人で、「タンネ」の今後の活動の拠点となる場を共に思考した。
ワンルームの空間に柱を立て、柱の間に棚をかける仕組みを設計した。10~12月のシュトレンの出荷時期になると、柱の間は棚で埋められ、種類ごとの
レーンを成す。それ以外の時期は、棚を外したテーブル席や、施主のコレクションする絵画によって通路を塞いだ備品ゾーンなどに分けられる。新しく配された柱は、その都度空間を構成する補助線として働くだろう。 柱に取り付けた棚受けは、絵をかける仕組みも担っている。窓や家具によって絵をかけられる壁の面積が少ない空間に対する、新しい絵の掛け方と鑑賞の仕方を提示している。


     

TANNERAUM

/Data

Usage : Workshop & Gallery
Location : Nihonbashi, Tokyo
Client : Tanne
Construction : Tokyo Kenchiku Plus
Sigh : Maaya Kinoshita
Collaborator : Kumaya Sato
Area : 70㎡
Completion date : 2020.03
Photo : Nanako Ono

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