闇市と
都市展
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高島屋史料館TOKYOにて行われた「闇市と都市」展の会場デザイン。
戦後闇市の持つ「不法占拠」というイメージを、大きな地図や当時のカラー写真などによって、必然の産物として描きなおして現在の都市空間と紐付ける内容。さまざまな形式のメディウムをフラットに並べることで浮かび上がる事物の関係性を、角度の異なる什器によって、鑑賞者が主体的に情報を結びつけることを目指した。
集中力が必要な資料展示において視線の動きは首をはじめ、鑑賞する身体に影響する。什器に用いられた「斜め」は、前回の展示「団地と映画」展で使用された造作の形状から生まれている。すでにある空間（路上や居抜きの部屋）に対して最低限の什器を持ち寄って構成されていた闇市に倣って、身近なものから空間を構成した。
「闇市と都市」展
/Data
Category : Venue design
Exhibition : 「闇市と都市」展
Location : 高島屋史料館TOKYO
Team：Rui Itasaka, Nanaka Shudo
Sponsorship : 高島屋史料館TOKYO
Curator：Atsumi Ebina
Director：Masakazu Ishigure
Construction : YOSHIKI SAWADA Design Workshop
Graphic design : Yuma Harada、Keisuke Yamazoe（UMA /design farm）
Completion date : 2025.09
Photo: Nanako Ono
（Provided by 高島屋史料館TOKYO）
