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大脇千加子さんによる「WONDER FULL LIFE」の活動の展示構成。

大脇さん自身の制作物はもちろん、関わりのある作家とのやりとり、旅で出会った鉱物やテキスタイル、あらゆるマテリアルにあふれる鎌倉のアトリエに通い、展示チームと話し合いながら領域横断的に制作を行った。
Gallary1では、「トーテム」をはじめ大脇さんによりかたちづくられた作品の展示。Gallary2では、それらの素となるマテリアルが展示される。その間の廊下やホワイエには、写真家や音楽家らとの共同制作の作品が並び、会期中にはライブやワークショップも行われた。

私は主に、Gallary2のマテリアルの「依代」の計画を行った。素材の特徴を活かした最小限の手立てを検討し、紙管の什器の中にそれぞれの世界をつくり、惑星のように空間の中に漂わせた。
制作中に私が体感した、人と人、人とのモノ繋がりや対話がつくる「WONDER FULL LIFE」らしさからイメージした。
会場音楽として流れていた平井真美子さんによる「とあるひ　2023 初夏」は、まさにその制作中の音からできている。