「うまく落ちる練習」京都公演

top / mail / Instagram / note

/Text

現代美術ギャラリー ANOMALY で行われた東京公演の舞台美術を、明治時代の建築空間である京都芸術センターに再インストールする空間設計。
まず、方向性の強いワンルームの空間に斜めにスクリーンを配置し、ホワイエと舞台に空間を二分した。上演でプロジェクターで映像が写されるスクリーンは、エンディングにかけて束ねられ、終演後は空間が見通せるワンルームに戻る演出が加えられた。
ニカサンの演劇は、役者の身振りやBGMの変化、3つのスケールの行き来などにより多層的にできている。観客数が当日まで未定であることから調整がきくように座布団が用意されたが、スクリーンと同様養生シートで包み、観客に対して少しの動きで音が出てしまうことによる緊張感を与えた。


     

「うまく落ちる練習」京都公演

/Data

Usage : Stage design
Location : Kyoto Art Center, Kyoto
Client : nikasan by Arata Mino
Construction : Kenta Nishimura
Area : 315㎡
Completion date : 2019.09
Photo : Arata Mino
Poster : Shun Ishizuka

/Link

ニカサン/三野新「うまく落ちる練習」