せーかつ
ぷれぷれ
こーぼー

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夏休みの1週間だけ、こどもに向けて開かれた大きな図工室のようなスペース「こーぼー」の会場の設計。
間仕切りを取り払ったワンルーム空間の中に、それぞれに形の違う「いわば」「すなば」「みずば」「こや」と名付けられた最低限の役割(紙や布がある・道具がある・水道がある・スタッフがいる)を持つ場所を配置した。そこには、「作る場所」はなく、こどもたちはどこで創作してもよい(し、しなくてもよい)。
仕上げには段ボールを使い、切ったり折ったりして物の居場所をつくったり、直接絵が描かれるキャンバスとなったり、少し柔らかくて寝そべるこどもも。今後の定期開催も視野に入れて、構造体には、同建物内の世田谷パブリックシアターが所有するデッキ(ステージの下地フレーム)を使用した。
会期中、現れては消えていくこどもたちの創作物とテリトリー、カオスの中にあるそれぞれの発見をぜひ探してみてください。


「せーかつぷれぷれこーぼー」
Seikatsu Play Play Kobo

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Category : Venue design
Location : 生活工房,Setagaya
Completion date : 2025.08
Cliant:公益財団法人せたがや文化財団 生活工房
Graphic design : Sumire Kobayashi

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生活工房「せーかつぷれぷれこーぼー」