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子どもたちの自立をきっかけとしたマンションの一室のリノベーション。この部屋の中央には、コンクリートの柱と上階の居室の配管スペースが貫いている。ここを中心に外へ向かって、壁や部屋を横断するように梁が伸びている。こうした事象の要因のひとつが、ここが賃貸マンションのオーナー住居であるため居室2つ分を占めていることである。部屋のインナーテラスや柱型によってできる変形した内部空間、サッシに重なる梁など、ほかにもいくつかのズレを内包している。そこに新しく加わる間仕切り、建具や造作においても、凸凹や雁行形状、色や素材によるコントラストなどを用いて、意識的にまじりけのある空間を設計した。

「雑」というのは、雑誌はもちろん雑談や雑貨、雑学など多くのものが統一なく集まっている姿を想像させる。ものだけではなく、親戚や友人が集まることもある。
バリアフリーや自然光を取り入れるために計画した回廊型の動線やガラスをはめた引き戸も、こうした不揃いな集まりを引き立てるはたらきを持っているのかもしれない。


雑 / House of Magazine

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Category : Architecture (Interior Renovation)
Usage : Residence
Location : Tokyo
Client : Private
Team : Rui Itasaka, Tezzo Nishizawa, Tomomi Onuki
Construction : todo
Area : 109㎡
Completion date : 2025.12
Photo: Nanako Ono