半麦ハット
から
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《半麦ハット》は、淡路島に建つ小さな建築です。子ども服を扱うお店とオーナーのための週末住居が一緒になっており、その佇まいは島の風景のなかに溶け込んでいるようでいて、なにか特殊なことが起きているようにも見えます。観光地でもあり近郊都市へアクセスしやすいベッドタウンでもある淡路島には、ちょっと変わった風景がたくさんあります。《半麦ハット》は、風景をかたちづくっている断片的な要素を調べ、集め、再構成してできています。
『半麦ハットから』は、2つの本からできています。一方には《半麦ハット》とまわりの風景を撮った栗田萌瑛の写真と設計者である板坂留五によるテキスト、もう一方には協働設計者である西澤徹夫と板坂の対談、そしてこの建築を訪れた人たちによる小説や批評が載っています。
本書では、ひとつの建築を通して、建築家、写真家、アーティスト、小説家が考えたことを記しています。それぞれが見た建築の姿を想像しながら読んでいただければ幸いです。
半麦ハットから
Through Hanmugi Hat
/Data
Usage : Book
Team : Hinako Izuhara（盆地Edition）
Graphic Design : Tanuki
Contribution :
Jun Aoki, Tako Umino, Takahiro Ohmura, Risako Okuizumi, Yumi Oguro, Sora Kawamura, Syunsuke Kimura, Moe Kurita, Hironori Shirasu, Ryotaro Tateishi, Leo Tanishige, Hiromasa Tano, Tezzo Nishizawa, Kouhei Harugichi
Size : 199mm*267mm, Color48p+Mono69p
Completion date : 2020.10
Photo : Fuyumi Murata
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