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家族４人で住んでいた部屋を姉夫婦の住居として改修するプロジェクトをきっかけに、施主をはじめ、設計者や施工者、一緒に暮らしていた家族、それぞれの視点でリノベーションや404号室について考えて直してみようという試み。
片面のみ仕上げたL字の造作によって、寝室を中心にホールとリビングダイニングに緩く分けられた平面計画。既存の躯体梁に部分的に付けられたRから当時のこだわりを感じたことをきっかけに、それらを活かすように壁の位置や部材の取り合いを検討した。
ラワン合板やパーティクルボードなど安価な材料を基調としながらも、コムウトとの協働だからできる工夫を施して、作業手順がそのまま現れるオープンエンドな雰囲気や即物的な表現ではない、丁寧さや静けさのようなものを目指した。